記者会見

  1. TOP
  2. 記者会見
  3. 経済安全保障担当大臣記者会見 令和4年8月~
  4. 令和6年3月19日 記者会見

令和6年3月19日 記者会見

更新日:

1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)先日、新潟大学などの研究グループが、遺伝性アルツハイマー治療薬の治験を開始しました。大臣として受け止めをお願いします。

 

(答)その治験でございますけれども、アメリカのワシントン大学が主導する遺伝性アルツハイマー病試験ユニットによりまして、2022年にアメリカで開始された国際共同治験の日本パートであると承知をいたしております。

 これまでは治療が難しかった遺伝性アルツハイマー病を対象にしたものでございますので、治験段階ではございますけれども、患者の方々には希望を持っていただけるものだと思います。

 また、この研究で得られました治験は、アルツハイマー病に対する新たな治療方法の開発にも貢献すると伺っています。このような国際連携の場を活かして、我が国のアルツハイマー病に関する研究開発が進んでいくことを期待しております。

 

(問)先週、古川聡宇宙飛行士がISSから地球に帰還されました。改めて、御活動の評価をお願いします。できれば、今後の月探査に関してどのような貢献があったのか、という部分についてもお願いします。

 

(答)昨年8月26日に打ち上げられて、日本時間で言いますと3月12日の夜、古川飛行士が地球に帰還されました。まさに6か月余りという長期間にわたって活躍をされ、まず無事の御帰還に安堵しましたし、ISSでのミッションの完遂に敬意を表したく存じます。

 月探査への貢献ですけれども、昨年12月に私も参加させていただいた古川飛行士との交信イベントで、日本の強みとなる技術について御意見を伺った際に、アルテミス計画の関係では「環境制御の技術」が重要だとおっしゃっていました。

 これに関して古川飛行士は、例えば、日本独自の技術による水再生システムに関する実証実験などを行われました。これは近い将来、月面をはじめとする宇宙での、水の供給や処理といった、持続可能な有人宇宙活動のインフラ整備には欠かせないものだと思います。

 我が国の宇宙飛行士の方々が、長年にわたって頻繁にISSに長期滞在されて関係各国と協力して成果を出してくださっている、そのこと自体も我が国の国際的なプレゼンスを高めております。アルテミス計画を含めた今後の計画への御貢献であったと考えております。

 

(問)2点お伺いさせていただきます。

 今日、セキュリティ・クリアランス法案の審議入りとなりますが、先日、大臣が御出演されたテレビ番組で、「政治不信がある中で審議入りになっていくと、非常にそこはしんどいところです」とおっしゃいました。改めて、自民党をめぐる現在のごたごたの状況の中で、この法案が審議入りされることについての御所感をお伺いいたします。

 2点目ですが、同じ番組で運用基準について、「法律案をお認めいただいたら、できるだけ速やかに閣議決定したい」とおっしゃいました。この運用基準については、できたらパブリックコメントなどをする予定などはございますでしょうか。

 

(答)まず、政治不信ということでございますけれども、今回御審議をいただく法律案に限らず、内閣が政策を進めていく上で、何をするにしても世論の後押しは重要だと思っております。ですから、政治への信頼を取り戻す努力は不断に続けなければならないと思っております。

 この法律案につきましては、国会審議を通じまして、またメディアへの出演の機会をもしいただけましたらでございますけれども、そのような場、または講演などで地方を回る際に、丁寧に説明をしながら御理解を得るべく努力をしてまいりたいと思っております。

 政府統一の運用基準でございますが、これは法律案にも書き込ませていただきました。この運用基準をもって、例えば、情報の指定や解除、それから信頼性の評価をするための調査など、いろんなことがしっかりと具体的に分かりやすく示せるようにしたいと思っております。

 これは法律案にも書いてありますとおり、有識者会議を設置して御意見を聞く。例えば、個人情報保護に関する専門家の方の御意見も聞かなければなりませんし、様々、専門家の御意見を聞きながら議論をして、そして閣議決定をするということでございます。

 今は国会でまだお認めいただいていない段階でございますので、できるだけ早くお認めいただいたら、その後、政府統一の運用基準をしっかりと作っていく、ということまでにさせてください。

前のページへ戻る

  • 自民党
  • 自民党奈良県連
  • リンク集