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令和5年12月15日 記者会見

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1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)今、ヒトゲノムプロジェクトやたんぱく質解析プロジェクトに続いて、ヒトの糖鎖を対象とした「ヒューマングライコームプロジェクト」が進んでいます。日本がリードしていますが、大臣としての期待をお伺いします。

 

(答)糖鎖関連遺伝子の6割は、日本人によって同定、解析されたものでございます。また、現在使用されている多くの糖鎖解析技術は日本発ということで、我が国が世界の糖鎖研究をリードしているということでございます。

 これは文部科学省の大規模学術フロンティア促進事業としても対応されていますけれども、AMEDにおいても、昨年10月から糖鎖と疾患の関係性の解明といった研究を支援しております。健康・医療戦略担当大臣としては、引き続きAMEDを通じた支援を行って、我が国が糖鎖研究をリードし続けて、その研究成果がいち早く国民の皆様に届くように努めてまいりたいと思っております。

 

(問)先日の文科省の宇宙開発利用部会で、イプシロンSロケットの実験で起こった爆発事故ですが、点火装置に問題があったと特定されたと思います。これもロケット開発の停滞につながった案件だと思いますが、原因特定についての受け止めをお願いします。

 

(答)12月12日にJAXAから、この原因についての報告があったということでございます。爆発に至った原因は、第2段モータの点火装置の一部が、燃焼実験中にモータの中で飛散して断熱材を損傷させたことによって、推進薬の異常な燃焼を引き起こしたためだと特定されました。

 我が国の宇宙活動の自立性確保、また国際競争力強化のためには、基幹ロケットを着実に開発していくことが重要でございます。JAXAにおかれましては、イプシロンSロケットの2024年度下半期の打上げを目指して、これまでの検証を踏まえて確実に開発を進めていただきたいと思っております。

 

(問)昨日、官房長官を含めて大臣が4人、交代されましたが、同じ内閣の一員として、閣僚が交代されたことに対する受け止めをお伺いできますでしょうか。

 

(答)昨今、自民党の政策集団の政治活動に対して、特に政治資金の観点から厳しい目が向けられて、国民の皆様から疑念を持たれ、政治への信頼を損ねる事態となっていることについて、私としても強い危機感を持っています。それは、自民党の今後に対する危機感だけではなく、政治の安定が国家全体の安定、安心感につながっていくものですから、これは非常に危機的な状況だと感じております。自民党所属の政治家でもございますので、国民の皆様に心からお詫びを申し上げたく存じます。

 今回行われた人事でございますけれども、これは13日の総理大臣記者会見におきまして、総理から、政治の信頼回復を図る観点と国政の遅滞を回避する観点から行う旨を説明されたと承知しております。

 私といたしましては、岸田内閣の一員として、担当する課題に一つ一つ真剣に取り組み、一つ一つ結果を出していくことによって、国民の皆様に再び政治を信頼していただき、日本の未来や日々の暮らしに対する安心感を持っていただけるように、こつこつと働いてまいります。

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