令和5年11月28日 記者会見
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1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)先日の医薬品開発協議会で提案された、治験ワンストップ・サービスについて、大臣のお考えを教えてください。
(答)国民や患者の皆様へ革新的医薬品を遅滞なく提供するために、ドラッグ・ロスの問題は解決すべき喫緊の課題でございます。特に、治験の体制強化・環境整備の必要性は極めて重要だと思っております。
先般、国立がん研究センター中央病院の中村先生から、主に海外企業が日本で国際共同治験を実施する際に、ワンストップで治験機関の紹介などのサービスを行う日本の窓口を整備するよう、提案をいただいたということでございます。中村先生を含め有識者の皆様の御意見をいただきつつ、厚生労働省とも連携しながら、治験体制の強化について検討を進めてまいります。
(問)「宇宙戦略基金」についての質問です。
この基金をきちんと執行していくために、どのように取り組まれるのか、教えていただけないでしょうか。
(答)「宇宙戦略基金」ですが、御承知のとおり、経済対策におきまして、10年間で1兆円を目指すこととしておりますが、今、御審議いただいている補正予算案では、今後10年で技術開発に取り組むことが想定されるテーマのうち、まずは早急に着手すべきテーマについて、当面の事業開始に必要な経費として、3,000億円を計上しております。
今後でございますけれども、基金による支援内容について、我が国として開発を進めるべき技術とタイムラインを示した「宇宙技術戦略」の今年度内の策定に向けた作業を進めております。
そして、「宇宙戦略基金」ですが、この技術戦略を踏まえながら、内閣府を中心に、関係府省とともに、本基金の支援の考え方や執行に関する統一的な規定を示す「基本方針」、またそれに基づく「実施方針」を決定して、JAXAにおいて、しっかりと執行していく予定でございます。