令和5年5月26日 記者会見
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1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)昨日、CSTIの有識者議員会合で、オープンアクセスについて取りまとめが行われました。2025年度新規公募分から論文を即時公開という方針が出されましたが、この実現に向けて、予算確保や研究現場の理解を深めることなど、様々な取組が必要だと思いますが、今後どのように進めていくのか教えてください。
(答)G7広島サミット、それからG7科学技術大臣会合を踏まえまして、CSTI有識者議員懇談会で「オープンアクセスに向けた論点取りまとめ」を行っていただいたところでございます。
今後ですが、「統合イノベーション戦略2023」や国としてのオープンアクセス方針の策定に向けて検討を進めていく段階でございます。
現在、公的資金による2025年度新規公募分からの学術論文などの即時オープンアクセスに向けて、研究成果を公開・共有するための公的なプラットフォームの整備と充実、対出版社に対する交渉力の強化、また研究者や研究コミュニティーの成果発信力の強化などの具体的な施策について検討中でございます。
今後は、文部科学省と連携しながら必要な予算の確保に努めなければなりませんし、また、関係機関や大学などへの説明を丁寧に進めたいと思っております。
(問)先日、文部科学省の宇宙開発利用部会で、JAXAがH3ロケットの2号機に地球観測衛星の「だいち4号」を載せない方向で検討する、という話がありました。この決定に対する受け止めと、「宇宙基本計画工程表」への影響がどうなるのかを教えてください。
(答)現在開催中の宇宙政策委員会におきまして、文部科学省より、試験機2号機では、試験機1号機での打上げ実績があり、早期の飛行実証が可能となる機体構成とすることと、「だいち4号」は搭載せずにロケット性能確認用ペイロードを搭載する方向である旨の御報告があったということでございます。今後、宇宙政策委員会などの場において、しっかりと検討されると思います。
H3ロケットは、我が国の自立性確保と国際競争力確保のために、重要な基幹ロケットでございます。JAXAにおかれましては、早期の打上げ再開へ向けて、万全を尽くしていただきたいと思っております。
また、工程表への影響でございますが、今後の打上げの見通しは、まだH3ロケットの原因究明の結果次第だということで、現時点で申し上げられる段階にはございません。
宇宙基本計画工程表案につきましては、本日の11時15分頃を目途に開催を予定している、宇宙政策委員会のプレスブリーフィングの場で配布される予定だと聞いておりますので、宇宙開発戦略推進事務局にお尋ねいただけたらと存じます。
(問)一部の週刊誌で、岸田総理の御親族の方々が年末に公邸に来られて、共用スペースで写真を撮られた旨の報道が出ています。岸田翔太郎秘書官はその場にいらっしゃったということですが、これについて適切だったかどうか、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)その週刊誌は拝見しておりませんが、私からコメントすることではないと思います。官房長官にお尋ねいただければと思います。