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令和5年3月31日 記者会見

更新日:

1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)昨日、CSTI有識者会合で、研究に専念する時間の確保について最終まとめ案が示されました。これを実効たらしめるために、政府としての取組、あるいは研究機関や研究者自身への期待をお願いします。

 

(答)我が国の研究水準の相対的な立ち位置の低下の要因の一つに、研究者の研究時間の減少がございます。CSTIでは、昨年来、研究者が研究に専念する時間を確保するために取り組むべき課題について議論をしてまいりました。

 今回のとりまとめでは、研究時間の質と量の向上に係る8テーマごとに、「政府として取り組むべき課題」と「大学のマネジメント層が取り組むべき課題」を明らかにいたしました。

 今年の2月には、「研究時間の質・量の向上に関するガイドライン」を策定しました。「地域中核・特色ある研究大学振興総合パッケージ」と連動させまして、研究環境やマネジメントに関連する施策を通じて大学などに行動変容を促してまいりましたが、CSTIとしては、今回のとりまとめを踏まえまして、今後、政府と大学のマネジメント層それぞれが適切に課題に取り組み、また研究者コミュニティにおきましても自主的な取組が進むよう、3者でしっかりとコミュニケーションを取ってまいりたいと思っております。

 

(問)5月に予定されているG7の科学技術大臣会合の期日が迫ってきたかと思います。改めて何をテーマにして話をするのか、具体的な案や方向性が決まっていたら教えてください。

 

(答)5月12日から13日にかけてのメインの会合ですが、「信頼に基づく、オープンで発展性のある研究エコシステムの実現」をテーマとしまして、G7各国の科学技術大臣との間で3つの課題について議論を行う予定です。

 第1には、科学研究の自由と包摂性の尊重とオープンサイエンスの推進についてです。研究データや論文を含む科学的な知見を発信して、世界の方々が新しい知識の創造による利益を享受するようにする観点から、研究データや学術論文に関するオープンアクセスを議論していくということです。

 第2には、研究セキュリティ・研究インテグリティの取組によって、信頼できる科学研究の推進についてです。

 公正で健全な国際協力の強化に貢献する観点から、研究者の科学研究の自由を尊重しながら、重要な研究開発を保護するための措置について議論してまいります。

 第3には、気候変動などの地球規模の課題解決に向けました科学技術国際協力についてです。国際的な科学技術協力は、地球規模の課題に対応するための革新的な解決策を見つける上で重要な役割を担っております。例えば、前から申し上げておりましたように、宇宙デブリへの対応、海洋の役割の更なる理解や、研究インフラの物理的機能とデジタル機能の相互連携の向上、国際頭脳循環を中心に議論したいと思っております。

 科学技術による地球規模の課題解決に貢献することが何よりと考えていますので、G7各国や、仙台市、東北大学など関係機関とも協力しながら、この科学技術大臣会合の準備に万全を期してまいります。

 

(問)話題は変わりまして、国会で放送法に関する文書を取り上げた立憲民主党の小西参議院議員が、先日、衆議院憲法審査会に関しまして、「毎週開催は猿がやることだ」との発言をしました。憲法に関しましては、岸田首相が改憲に意欲を示しておりますし、また大臣も党におられたときは憲法にも携わっていたかと思います。この発言に対しての所感等があれば、お伺いしたいと存じます。

 

(答)すみません、一昨日から大風邪を引きまして、ニュースも、新聞も、ごめんなさい、見ていません。小西さんの御発言は、聞いてないのでコメントできません。申し訳ありません

 

(問)H3ロケットの打上げ失敗に関連して、H-ⅡAロケット47号機の打上げを延期するという報道がありました。8月以降になるということですが、事実関係の確認をさせてください。

 

(答)文科省とJAXAで、H3ロケット試験機1号機の原因究明は進めているのですが、直近のH-ⅡAロケットの打上げ計画に関しましては、本日午後にJAXAから発表があると聞いております。

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