令和5年1月13日 記者会見
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1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)TSMCが昨日、日本に2番目の工場を建設することを検討していると発表しました。経済安全保障担当大臣としてどのように受け止めているのかと、熊本工場のときには補助金などを出しましたけれども、そういうことも検討されているのでしょうか。
(答)TSMCのCEOの方が、昨日の決算説明会で、日本で2番目の新工場建設を検討している旨、発言されたことは承知しています。私といたしましては、そうした検討がなされていることは非常に歓迎すべきことだと思っております。
半導体につきましては、今、国内企業による投資案件に加えまして、足元の円安環境も踏まえて海外からの投資案件も数多く持ちかけられてきております。ですから、こうした半導体関係の投資については、可能な限り促進していくべきものだと思っております。
具体的に日本国政府からどういった支援ができるかということでございますけれども、これも経済産業省中心に検討されると思いますが、特に半導体はサプライチェーン強靱化の中で非常に重要な物資と位置付けておりますので、どういった支援ができるのか、速やかに検討していただけたらありがたいと思っております。
(問)昨日ですけれども、古川聡宇宙飛行士が不適切研究の記者会見を行いました。戒告の処分を受けたということですけれども、会見と処分の受け止めをお願いします。
(答)まず、昨日の会見は、古川聡飛行士の方から、今回確認された不適切な行為につきまして、この研究の実施責任者として、御自身の役割や責任、それから発生した経緯などを国民の皆様に直接説明したいというお申し出があって開催されたと伺っております。
古川飛行士からは、研究実施責任者として不適切行為に対する責任があって深く反省していること、また研究管理能力や研究倫理の向上に取り組むといったことの説明の他、御自身の受けた人事処分についても説明があったと聞いております。
宇宙分野の研究や宇宙飛行士という職業は国民の皆様に夢を与えるものでもありますし、これからの日本の経済成長を考えると非常に重要な分野でございます。ですから、古川飛行士には、こういったことも改めて重く受け止めていただいて、研究管理能力、また規範意識の向上に努めていただいて、是非とも信頼の回復に向けて御努力をいただきたいと考えております。
(問)関連してもう一件です。大臣、昨年11月に「JAXAの対応は非常に遅い」という御発言をなされて、今回の問題では信頼性が担保されていないデータの提供を受けて書かれた筑波大の論文に影響がありました。最悪、撤回の可能性もあるということですけれども、JAXAは11月時点で、これに関する説明をしないまま論文になっていないということで不正ではないと説明をされていました。今回のJAXAの対応についての所感をお願いします。
(答)筑波大学の論文の件だと思いますけれども、現在、JAXAで共同研究者や外部の有識者と扱いを検討して事実関係を調査中だと聞いております。これは調査を徹底していただいて、厳正に対応することが大事です。問題のあるデータが使われた論文の扱いをどうするのか、大学側も判断をされると思いますけれども、JAXAにはしっかりと説明責任を果たしていただかなければならないと考えます。
(問)「しんぶん赤旗」が、一昨年の22万円のパーティー券購入者を政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反の疑いで先月末に刑事告発された。その後、12万円の領収書に差し替えたと報じていますけれども、この事実関係を教えてください。
(答)全く事実ではございません。「しんぶん赤旗」からの取材にも私共は誠意をもって対応いたしております。
まず、差し替えたということについて強く抗議をしたいのですが、2019年、奈良県第二選挙区支部、私が支部長を務める支部でセミナーを行いました。私共の支部は、その範囲内にある全ての市町村支部に対しまして、毎年、総会の開催費なども含めて交付金を出しております。ですから、第二選挙区支部でセミナーを行うことになりますと、各市町村支部にも販売の御協力をいただいております。
ご指摘の2021年ですが、山添村の支部で12万円、個人で10万円、現金で御購入いただいたということです。山添村支部にまとめてセミナーのチケットをお預けします。販売も終わって集金も終わったということで、私共のスタッフが集金に伺いました折には、そのまま22万円を渡されたので、山添村支部宛てに領収書を切ったと。すぐ電話がかかってきて、支部で購入した分は12万円ですと。あとは個人がそれぞれ自分のお金で購入されているので、それぞれの個人宛てに領収書を送って欲しいということですから、もう一回切り直して、支部名で12万円、それぞれの個人の方々に対して合計10万円切り直して発送いたしました。その場合、古い、先に切った領収書が誤りであるわけですから、それを返送していただくか、その場で処分していただくかをしなければならないのですが、それがなされていなかったと。先に切った領収書の方を使ってしまわれたということでございました。
山添村支部の状況を聞きましたら、毎年、総会の度に会計責任者が替わっていると。だから、お金の出入りがあった時期と収支報告を作成する時期が違いますので、全然違う人がやっているということで、たまたま、先に発行して廃棄してくれと言った22万円の方の領収書を使って向こうは報告を作ってしまったということで、既に修正されているということでございました。
明確に「しんぶん赤旗」の取材にもそれを説明いたしましたし、支部の収支報告も取り寄せてきちっと説明をしたのですが、あのような記事になって非常に強く憤っております。
(問)今、質問が出たので関連ですけれども、憤っておられるということですが、具体的に訂正ですとか抗議とか、赤旗に対してなさってはいるのかどうか。
(答)去年も誤った記事を出されて、記者に対して抗議をいたしましたが、一切修正はしていただけませんでした。ということで、今回も時間の無駄ですので放置いたします。
(問)記者というのはレポーターの記者のことですか。
(答)赤旗の記者の方です。去年も完全に間違った記事を出されて、それ以前の取材に対して、私共が誠実に答えたにもかかわらず、酷い見出しを打たれて記事を出されましたけれども。相手が別政党の機関紙でございますので、これ以上、何か法的な措置を取っても時間とお金の無駄ですから、今回も私共は全くやましいことはございませんし、正当に処理をいたしておりますので放置いたします。