令和4年11月8日 記者会見
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1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)円安の影響についてお聞きしたいのですが、日本の研究現場では、試薬とか研究機器、あるいは論文誌なども海外から多く購入しています。今の円安が研究現場に与える影響についてどのように見ているのかと、これから何かしら対応されるのかについて教えてください。
(答)確かに、円安の急速な進行がございますから、例えば、海外で研究活動を行う際の滞在費の高騰なども一定の影響があると思っております。
他方で、今、円安であることのメリットを活かした取組としましては、海外からの投資を呼び込みやすいということと、日本が強みを持っている電子顕微鏡ですとか、マテリアル、ロボットといったものを、海外に展開していく一つのチャンスだと思います。
そして今、電気代も高くなってきています。特に情報通信で消費電力が多いですから、デバイスですとかネットワークの省エネ化研究の加速にも繋がっていく機会とも考えております。
政府で先月、「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」を取りまとめました。我が国の国益に直結する科学技術分野を支援するということで、量子・AI等に関する国際共同研究の強化ですとか、地域の中核大学や特定の研究分野に強みを持つ大学の強化、若手研究者の育成に向けた支援の強化に取り組むことにいたしておりますので、今後、研究開発、そして人への投資を通じて応援してまいりたいと思っております。
(問)先日、アメリカのデニス・ブレア元米国家情報長官と面会されたということで、大臣のTwitterでは、サイバーセキュリティや経済安保、国防の話で意見が一致されたと投稿されているのですが、支障のない範囲でどのようなお話をされたのか教えてください。
(答)昨日は、デニス・ブレア元米太平洋軍司令官、それからEUのパケ大使もおいでになりました。
特にデニス・ブレアさんとは、かなり様々な話をいたしました。経済安全保障が重要だということで、お互いに共同研究などをしていくための環境づくりの話ですとか、それからサイバー攻撃に対する対処は、ものすごく日本が頑張らなければいけない分野だということで、私が持っておりますのと全く同じ問題意識を持っておられまして、私のところにいらっしゃる前に外国人記者クラブで講演をされたようで、その時の配布資料を頂きましたが、ほぼこれまで私が党の側から内閣に対して提案してきた内容と一致しておりました。その他、諸々でございますが、言える範囲では以上です。