高市早苗政調会長 記者会見 令和4年6月3日
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【冒頭発言】
(高市政調会長)
皆様、お疲れ様でございます。
今週の政調審議会は火曜日、5月31日のみの開催でございました。政府への提言について審議をいたしました。
また、一昨日6月1日には政調全体会議を開催いたしました。「骨太の方針」、「新しい資本主義実行計画」、「規制改革」の平場の議論を行いました。3時間20分にわたって、様々なご意見をいただきました。
これを踏まえまして、本日は「骨太の方針」および「新しい資本主義実行計画」の2本に絞って、改めて政調全体会議を開催いたしました。政府の方でも前回出たご意見を受けて、かなりの修正を入れていただいておりました。
2時間にわたりました本日の議論の結果、「骨太の方針」につきましては、一部、論点が残りましたが、その部分を除いては、私にご一任をいただきました。「新しい資本主義実行計画」につきましては、了承をいただきました。
週明けにもう一回、月曜日の15時から、3回目の政調全体会議を開催いたします。本日論点として残りました「骨太の方針」の一部と、「規制改革実施計画」の2度目の議論をあわせて行う予定でございます。
これらの中で、平場の手続きの済んだものにつきましては、来週火曜日7日の政調審議会で審査を行いたいと考えております。
なお、参議院選挙の公約につきましては、今週月曜日、5月30日に、「公約作成委員会」を開催いたしました。各部会から提出を頂きました原稿を踏まえまして、総合調整の議論を行いました。
そして、同じ日に開催された「参議院選挙 戦略策定本部」にも、作業の経過などについて報告させていただきました。
こうした過程で頂戴致しましたご意見を踏まえながら、最終調整を行いまして、正式決定に向けて作業を進めてまいりたいと思います。
私からは以上です。
【質問】
Q:2度にわたる政調全体会議の審議で、「財政」「防衛」「台湾」の3つについて意見が出ましたが、政府側の案について会長の評価は?(時事通信)
A:月曜日に平場を開くので、私の個人的な考えを申し上げるべきではないと思っております。財政、外交、国防の3分野について、まだ論点が残りました。それ以外は、おおむね議論が出尽くしましたので、本日、私にご一任をいただきました。
その3分野については、月曜日にもう一度、しっかりと議論をしたいと思いますし、党で出た意見については、十分政府にも伝わったと思いますので、どのような形で修文をしてこられるか、しっかりと見極めたいと考えております。
Q:北海道の防衛を固めなければならないとのネット番組でのご発言について、改めてお考えをお願いします(北海道新聞)
A:既に、北部方面の防衛を強化するということにつきましては、安全保障調査会で取りまとめていただき、政調審議会、総務会までかけて党議決定をした党からの提言の中にも盛り込まれております。
これまで、どうしても南西方面の守りを固めるということで、残念ながら人員、そして装備とも、北海道が十分だという状況にはございませんでしたので、装備も人員も含めて、しっかりと固めていかなきゃいけない。強化をしていかなきゃいけないと考えております。
Q:野党が7日にも議長不信任案を提出する意向ですが受け止めは?(共同通信)
A:仮に、衆議院議長の不信任案が提出された場合は、幹事長や国対の方針に則りまして、党として一致した対応を行うべきものと考えます。
Q:議長の資質についてどう考えるか。また、与党として否決するか?(NHK)
A:議長の資質ということを、私は申し上げる立場にはないと思っております。
私達が選んだ議長でございますし、議長も様々な報道については否定をされているやに承知をいたしておりますので、これを申し上げるのは大変失礼なことだと思います。
幹事長、また国対の方で、しっかりと方針をお決めになると思いますので、当然、与党としては否決をする方針なのだろうと想像しております。それにしっかりと従わせていただきます。