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  3. 内閣府特命担当大臣記者会見 平成18年9月~平成19年8月
  4. 9:37~9:47 於:院内内閣記者会

9:37~9:47 於:院内内閣記者会

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1.発言要旨

 本日の閣議は、一般案件が2件、国会提出案件が1件、政令が3件、配布が2件あり、私どもからの主請議はございませんでした。
 次に、私の方からでございますが、総理の施政方針演説において、「少子化に対して更に本格的な戦略を打ち立てる」という方針が示されたことを受け、昨日、塩崎官房長官から「子どもと家族を応援する日本」重点戦略の策定に向けて、そのための検討会議を開催するとの発表がございました。この会議では、「すべての子ども、すべての家族を大切に」を基本的な考え方に置き、2030年以降の若手人口の大幅な減少を視野に入れて、制度、政策、意識改革などあらゆる観点から、効果的な対策の再構築及び実行を図るための検討を進めることとしております。会議の正式な発足は後日になりますが、検討メンバーは、議長である官房長官を始め、私を含めて関係閣僚9名、学識経験者や経済団体、労働団体、地方自治体の関係者など有識者7名です。また、検討会議の下に「基本戦略」、「働き方の改革」、「地域・家族の再生」、「点検・評価」といった4つの分科会を設置し、掘り下げた議論を進めることとしております。特に、「点検・評価」分科会では、子ども・子育て応援プラン等のフォローアップとともに、私が始めた内閣府ホームページの意見募集の結果等についても報告し、改善策の可能性も含め、検討いただきたいと考えております。今後、検討会議や分科会で検討を進め、その結果を踏まえ、本年6月目途に、基本的な考え方を取りまとめ骨太方針に反映させます。その後、税制改正等の議論も見極めつつ、本年中に全体像を提示したいと考えています。詳細は、事務方にお問い合わせ下さい。
 次に、総務省による「少年の非行対策に関する政策評価について」ですが、総務大臣から本日の閣議で御報告があり、今後の政策の推進に当たっては、少年の居場所の確保や学習・就労支援など、地域社会と一体となった取組を推進することが重要である旨の発言がありました。私からはお手元に配付している資料のとおり、青少年行政の総合調整を任務とする立場として、青少年育成施策大綱や子ども安全・安心加速化プランに基づき、今後とも関係省庁間で十分な連携を図りながら諸施策の一層の推進を図っていきたい旨の発言をしました。今回の政策評価書においては、活用されている白書の順番が出ており、内閣府で作成している青少年白書が非行防止に従事している方々の間で最も多く活用されているという評価も示されており、喜ばしく思っております。これからも地域社会における非行防止活動の連携に役立つ情報を提供できるよう、尽力をしてまいりたいと思います。
 私からは以上でございます。


2.質疑応答

(問)柳澤厚生労働大臣の発言について、今日の閣議後の懇談会で総理から御発言について各閣僚に危惧を促す発言があったか否かお伺いします。また、少子化担当大臣としての所感はございますか。

(答)閣議ではありませんでした。閣僚懇談会については、官房長官からの発表以外に私どもから申し上げることはできないことになっております。柳澤大臣の御発言については、昨日も院内でお会いした皆さんには申し上げましたが、柳澤大臣御自身のお人柄は私もよく存じ上げております。私が意外に思って驚いたと申し上げたのは、普段から女性に対して大変敬意を持って接してくださる方ですし、女系家族ということで、実に女性に優しい方ですので、なぜそのような発言をされたのか、詳細が分からない中で大変意外に感じたというのが最初の印象です。その後、大臣御自身も本会議の場で撤回・謝罪されたことを受け、機械や装置という文言を使われたということはその時に分かりました。ですから、「たとえ」の仕方が不適切なものであったことは大変残念に思っておりますが、本人も撤回・謝罪をされた訳ですので、今後は、今日発表した女性だけではなくて男性も含めて家族を支援する重点戦略検討会議の場で、仕事の結果をお互い出していきたいと考えております。

(問)関西テレビの納豆のねつ造問題ですが、食育担当大臣としての受け止めをお伺いします。

(答)食品安全担当大臣としては、安全について誤った情報を流したということではありませんので、例えば、体に悪いものを体に良いものであるように発表されたわけではありませんので、安全という観点から物を申し上げるのは適切ではないと思います。ただ、食品に対する情報は正確に報道していただきたい。例えば、何か効能を持つということで、大量に食べ過ぎることによってお腹を壊してしまうことは起こり得ます。どれほど体に良いものでも、早くやせようと思ってたくさん摂られた場合に、むしろ体によくない結果になりますので、報道は正確にしていただきたいと思っております。ただ、科学技術政策担当大臣としては、科学者の見解をねじ曲げて報道されたということによって、科学に対する信頼が失われることが一番の問題だと思っております。

(問)今朝の閣議後に、麻生外務大臣や久間防衛大臣などと残られていたようですが、どの様な件でしょうか。

(答)沖縄の問題です。普天間の移設問題に関して、改めて政府としての基本的な考え方を確認し合ったことです。

(問)久間大臣の発言を受けてということですか。

(答)それはわかりません。

(問)柳澤大臣の発言について、辞任を求める声について大臣はどの様に思われますか。

(答)私がコメントすべきことではないと思います。総理が任命権者でございます。

(問)普天間移設に関して、政府としての基本的な考え方を確認したというのは、従来の政府案で行こうということを確認したということですか。

(答)そうではないです。従来のV字案を基本にという方針は前から変わってないですし、一部で私の発言が、名護市が出してきた案の方がすばらしく、メリットが非常にあるので修正を協議すべきというように報道した新聞もありますが間違いです。私が官邸から出てきた時に申し上げたと思いますが、当然政府案を基本に今協議をしております。ただ、協議はお互いに言い分をすり合わせていく過程ですので、お互いの立場を慮りながら、お互いの意見を尊重し合いながらでなくては協議が成立しないのではないかという思いで私は発言をしたわけです。どちらの案が良いか悪いかという話ではなく、メリット、デメリットも含め、お互いすり合わせをしていくのが協議の過程です。日本政府としては、政府案を中心に協議をしていますが、建設計画は、昨年中に政府と沖縄で合意されているとおり、誠実に話し合いをしていこうという意味で申し上げました。

(以上)

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