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  3. 内閣府特命担当大臣記者会見 平成18年9月~平成19年8月
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10:00~10:06 於:合同庁舎4号館6階 会見室

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1.発言要旨

 本日の閣議は、一般案件が2件、国会提出案件が12件、政令が2件、報告1件、配布が4件あり、私どもからは平成19年版の青少年白書を閣議配布しました。
 この白書は青少年の現状と青少年に関する施策を中心に取りまとめており、今年で49回目の刊行となります。近年、フリーターやニートと呼ばれる若者の数が高水準で推移するなど、若者の社会的自立の遅れが問題となっております。また、子供の安全・安心をめぐる状況も依然として厳しいものがあり、青少年の健全な育成を阻害するおそれのある違法・有害な情報の氾濫が懸念されております。今回の白書ではこうした状況を踏まえ、青少年の社会的自立を促し、少子化対策にも資するキャリア教育等を取り上げるとともに、子供を有害環境から守るための取組事例について紹介しました。閣議では、白書について説明して、今後とも政府を挙げて関連施策の推進を図っていくため、閣僚各位の御協力・御尽力をお願いしたところです。
 次に、来月は「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」です。本日の閣議において、この月間の趣旨等について発言をし、閣僚各位に対して本月間の取組への御協力をお願いしました。最近の少年非行の状況を見ますと、平成18年は刑法犯少年の検挙人員は減少しておりますが、少年の犯罪率は大人の約5.7倍と高い水準にあります。この月間においては、国、地方公共団体、関係団体等がそれぞれの役割及び責任を果たしつつ、相互に協力しながら有害環境の浄化、不良行為少年への的確な対応等地域が一体となった各種取組を推進することとしております。
 三つ目に、内閣府ホームページにおける少子化に関する意見募集ですが、5月のテーマである「生命の大切さや家庭の役割等に対する理解」について、関係省庁の協力も得ながら対応策を検討し、国民の皆様への「大臣からの返事」として取りまとめましたので、御報告します。詳しくはお手元の資料をご覧ください。
 最後に、「イノベーション25」の広報活動の一環として、2025年に社会の若手の中心として活躍しているであろう子供たちが夢を描いてそれを実現していってほしいという思いから、本年3月から約2カ月間、小学生を対象に「イノベーションでかなえる2025年の夢」をテーマに、作文と絵について新聞やインターネット等を通じて募集をしました。今般、その審査結果がまとまりましたので御報告をします。期間中に372件の御応募をいただき、イノベーション25戦略会議のメンバーの先生方の御協力を得ながら審査を行った結果、作文5件、絵6件の11件について入賞とすることとしました。この入賞作品については、本日から内閣府「イノベーション25」ホームページで公表するとともに、入賞者については、夏休み中に内閣府で表彰を行う予定です。
 私からは以上です。


2.質疑応答

(問)沖縄についてですが、24日だったと思いますが、米軍の掃海艦が与那国島に入港し、これに対して地元の町長は反対しており、県も自粛を求めていた状態だったのですが、この点についてはどのように思われますか。

(答)入港の目的は休養、友好ということです。地元のお気持ちに対して、これからもしっかりとしたご説明はあるべきと思いますが、入港そのものについては、その目的を考えると、私は、問題のないことであると考えております。

(以上)

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