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「国会議員」の仕事とは?

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 いよいよ明日から衆議院議員選挙が始まります。
 法律上、選挙期間中のサイト更新やメール返信はできませんので、ご理解の上、失礼の段はお許し下さいね。

 さて、国会議員は、日本国憲法第43条によって、「全国民の代表」とされています。
 本来、憲法の精神は、国会議員に「一部の地域や一部の国民の利益を代表するべきではなく、全国民の代表として行動する」ことを求めたものであったと思います。
 しかし、小選挙区制度下にあっては、「奈良2区の住民を代表する立場」も期待されているのだろうと思います。
 
 私自身は、「国会議員」という立場は、国民の皆様からの預かり物だと考えています。
 約4年前に、「奈良2区を代表するたった1つの議席」を与えていただきました。
 日々の生活やお仕事で忙しく過ごしておられる皆様の代わりに国会に行って働くべき立場であることを自分に言い聞かせ、この4年間、平日は国会や役所(大臣・副大臣在任中)での時間をフルに使って全力で働き、週末に帰県した折に伺った奈良2区の方々のお声を参考にしながら、議員立法や制度の運用改善、奈良県内各市町村で必要な予算の手当て、時代の一歩先を見た多くの法制度作りにも取り組んできたつもりです。

 衆議院解散後に地元に帰って来てから、一部の方からは、他党の国会議員が、国会会期中にもほぼ毎日、選挙区に張り付いてお葬式への参列や街頭演説をこなされていたことを「熱心だ」と評価するお声も伺いましたが、私は、もしも地元有権者の皆様が「毎日、選挙区に居る国会議員」を望んでおられるのであるとしたら、そのような仕事はしたくないと思っています。
 今の日本には、政治家が次の選挙のことを考えて立ち止まっている余裕などなく、「とにかく、働きたい!」という思いです。

 世界金融危機後にも激化している熾烈な国際競争の中で、日本が生き残りをかけて各産業の収益力を強化し、有利に通商交渉を進め、新たな雇用と国富を生み出さなければならない時です。
 緩やかであってもプラスの経済成長を達成しなければ、年金基金等の運用にも悪影響が出てしまいます。
 「安定的持続性のある福祉の基盤」を作る為にも、「次世代が誇りをもって働き続けられる場所」を用意する為にも、当面は攻めの産業政策を打ち続けなければならないと思っています。
 私は、基本的に「雇用の安定」こそが、「生活の安心」の大前提だと考えています。

 「国民の代表として、奈良2区の顔として、どの候補者が最適なのか」「今の日本には、どのような国会議員が必要なのか」ということについて、有権者の皆様の厳粛な審判を受ける大切な機会が目前です。

 国政の場で精一杯働き続けた記録については誇りを持ってご報告申し上げつつ、「今年よりも来年が良くなる」「10年後にも、20年後にも、日本は活力に満ちた豊かな国だ」という希望を持っていただける日本の未来図を示しながら、正々堂々と闘ってまいりたいと思っています。

 残暑厳しい毎日です。皆様におかれましては、お体をお大事になさって、ご家族お揃いで健康な秋をお迎えになりますように…と、お祈り申し上げています。
 それでは、しばらくのご無沙汰になりますが、お元気で!

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