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学校が変わると、地域が変わる

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 5月17日に、「教育の情報化フォーラム」を開催しました。

 

 定員をはるかに超えるお申し込みをいただき、ご関係の皆様の関心の高まりを実感しました。

 当日、参加できなかった方々に向けた情報発信も進めてまいります。

 

 午前中は、「先導的教育システム実証事業」の報告会でした。

 

 クラウドという道具を教育において活用することで、教室が外とつながり、また、家庭や塾と切れ目のない学習ができることによって成果があがったことが、様々な地域から報告されています。

 

 民間企業やスタートアップからも、大変質の高いサービスが提供されています。

 

 一番の課題は、諸外国と比べて、大きく遅れているインフラの整備です。

 総務省は、災害時の避難所としても重要な学校へのネットワーク環境の整備に、注力してまいります。

 

 午後は、「若年層に対するプログラミングの普及推進事業」の報告会でした。

 

 私は、21世紀の基本的素養として、幼少時からの「プログラミング教育」が必要だと、かねてから考えており、様々な場で発信や働きかけをしてきました。

 

 昨年4月の「産業競争力会議」で、2020年からプログラミングが小学校で必修化することなどの方針が出され、ひと足早く取り組んでいた総務省は、文部科学省・経済産業省と連携して、官民コンソーシアムを設立することになりました。

 

 報告会では、24校における成果が発表されましたが、私が重点的な課題として掲げていました「指導者の育成」においては、250名のメンターが生まれました。

 

 メンターの多くは、地域の高校生や大学生、あるいはシステムエンジニアの方々です。

 アンケートを見ておりますと、ご本人や学校の声として、「対象となる若年層がプログラミングを通じて、考え方が鍛えられ、学習を楽しむということだけでなく、メンターも成長した」という旨の感想が多数ありました。

 

 また、教員の皆様やご家族の方々からも、「子供達と接することで、思考力が鍛えられ、視野が広がった」という声がありました。

 

 私自身、本事業の中で、小金井市立前原小学校と奈良女子大学付属中等教育学校を見学する機会がありましたが、今回、「学校が変わると、地域が元気になるのだなあ。これは、とても大事な事業だ」と、改めて感じました。

 

 この輪を、更に多くの地域へ広げてまいりたいと思いますし、ご関係の皆様のこれまでの取組みに感謝申し上げます。

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