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ピンチをチャンスに①

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 今週は、8月3日から総務大臣として4回目のスタートを切ることになりました。第2次安倍改造内閣、第3次安倍内閣、第3次安倍改造内閣を経て、今回の第3次安倍第2次改造内閣になります。

 総務省が所管する幅広い分野について日々対応することは、私にとってはキツい仕事でしたが、何とか職責を果たしてくることができたのは、様々な形で私を支えてくださった副大臣と政務官、そして総務省職員の皆様、そして総務省の施策に様々なアドバイスを賜った国会議員の先生方や国民の皆様のお陰です。有難うございます。

 これまでを振り返って、また、今後を考えたときに、よく思うのは「ピンチをチャンスに」ということです。

 私の強みは「リスクを早めに予見して対応できること」と「困難な状況でも打たれ強い」ということかな、と勝手に思っています。

 もっと格好のよい強みだと良いのですけれど、皆様の生活に近いところで、様々な形で暮らしや経済を支える総務省には、もしかするとぴったりなのかな、と納得しています。

 間もなく2年になりますが、直近の1年でもいくつかピンチがありました。

 例えば、携帯電話料金の検討については、規制緩和の流れを逆行させずに、かつ実効性を伴うような行政について考え抜きました。

 これらの結果、国民の皆様の多様なニーズに対応した「新料金プランの導入」や「端末販売の適正化」も進み、スマートフォンが生活インフラになる道が見えてきました。
 普及率も50%を超えました。また、MVNOも身近なものになってきました。

 21年ぶりのG7情報通信大臣会合では、本当にぎりぎりまで各国の思惑がぶつかり、非常に大変なことでありましたけれども、議長国として粘り強く各国と折衝することによって、良い成果を上げることができたと思っています。

 G7の情報通信大臣会合の成果は、G7伊勢志摩サミットはもちろん、6月のOECDデジタル経済政策委員会閣僚会合でも、大変高く評価されました。
 日本が世界をリードする形で、「AIの開発原則」など具体的な検討につながりつつあります。

 マイナンバーカードの交付については、本来は市区町村長の仕事なので、出過ぎたことをしたのかもしれませんが、カード交付の遅れを放置できないという思いから、新たに省内に支援チームを作り、踏み込んで対応しました。

 最近では、順調に交付が進み、正常化しつつあります。今後、子育てワンストップサービスなど、便利な用途を導入する素地が整ってきました。

 こういった、かなり困難な問題への対応・成果というものは、私の指示に対して柔軟に考え、積極的に動き、突破口を見いだすということができる総務省職員の働きのおかげです。私は、心から感謝しています。

 今後は、これまでの取組をさらに深めてまいります。
 国民の皆様に、「ああ、変化がでてきたな、良くなったな」と、思っていただけるように頑張って働きます。

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