コラム

　大水害に加えて、阿蘇山の噴火…と、今朝から総務省・消防庁には緊張が走りました。

　阿蘇山については、午前１１時２０分時点で、火口周辺２㎞付近の観光客や従業員の避難が完了。阿蘇山入口の県道や登山道の通行規制も完了しました。
　通信、放送、郵便についても、現時点では被害が無いことが確認できました。

　さて、９月１０日から始まった国勢調査ですが、水害被災地については、とても国勢調査員の方々が動ける状況にもなく、被災者の方々も大変な時ですので、とにかく「災害対応最優先」ということで、先週中に、被災自治体には連絡済みです。

　被災地以外の皆様には、９月２０日までの間に、先ずはオンラインによる回答をお願いしているところです（期間内にオンライン回答の無かった方については、後日、国勢調査員が紙の回答用紙をお届けすることになります）。

　オンライン回答については、「セキュリティは大丈夫かな」と心配されている方もいらっしゃるかと思いましたので、セキュリティ対策について書かせていただきます。

　国勢調査オンラインシステムについては、オンライン調査票へのアクセスに当たり、直接アドレスを入力していただくか、操作ガイドに記載のＱＲコードをスマートフォンで読み取っていただく方式をとっており、これによって偽サイト等への誘導を防止しています。

　また、世帯ごとに別々のＩＤやパスワードが設定され、１度回答すると、パスワードが変更される仕組みとなっており、世帯の回答後に他者が同一のＩＤで回答することはできません。

　仮に、利用前のＩＤ等を他者が不正に入手して回答したとしても、本来回答すべき世帯の情報等から、審査段階で、不正な調査票の特定とデータの削除が可能となっています。

　また、回答時に入力していただいた情報は暗号化され、安全にオンラインシステムに送信されます。

　今後、ＩＣＴ活用による行政コスト削減を進めていく為にも、可能な方につきましては、是非ともオンライン回答にご協力下さいね。