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消防団に関する大臣から知事・市区町村長への手紙

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 昨日は、喫緊の課題となっている「地域防災力」の要である消防団の充実強化の必要性について書かせていただきました。


 この件では、2月13日付で、私から全国の都道府県知事と市区町村長に宛てた手紙を出しました。


 第1に、女性の消防団への加入促進に向けた積極的な取組みをお願いしました。


 女性消防団員の活動は、応急手当や火災予防の普及啓発、実災害の消火活動や後方支援活動など多岐に渡っています。
 彼女たちの熱心な活動は、各地で住民の高い評価を得ており、女性消防団員の更なる加入促進が重要と考えています。
 昨年10月に内閣総理大臣を本部長とする「すべての女性が輝く社会づくり本部」において政策パッケージを策定した折にも、女性消防団員の加入促進を盛り込みました。


 第2に、若者の消防団への加入促進に向けた取組みをお願いしました。


 消防団員を長期的に確保していく為には、若い人材の確保が重要です。
総務省では、真摯に継続的に消防団活動に取り組み、地域社会に貢献をした大学生等に対して、市町村が「学生消防団活動認証証明書」を交付する制度を創設しています。
 主に就職活動に活用していただく為の証明書です。
 私から主要経済団体に対しても、採用時に「学生消防団活動認証証明書」を評価していただくよう依頼の書簡を出しています。
 各市町村で、この制度を積極的に活用していただくように書き添えました。


 第3に、企業や役場にお勤めの方々が消防団に加入しやすい環境作りをお願いしました。


 現在は消防団員の7割以上が被用者ですから、先ずは事業者のご理解とご協力が不可欠です。
 まだ「消防団協力事業所表示制度」を導入していない市町村においては当該制度の導入を図っていただくこと、在勤者の入団を認めていない市町村においては条例改正等に取り組んでいただくことを依頼しました。
 更に、地方公務員の方々の消防団への加入促進についてもお願いをしました。


 都道府県知事や市区町村長のご理解とご協力が得られ、良い結果が出るように願っています。

 

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