コラム

　このところ、政府・与党が打ち出した中小企業金融支援策に対応するため、全国の信用保証協会では、土曜日、日曜日も含めて窓口を開き、年末も30日まで営業という対応をとって下さっていました。

　これは、12月に入ってから、二階大臣や私(副大臣)、そして与党幹事長からも信用保証協会側にお願いをしたことでもありましたが、既に11月には、信用保証協会職員の方々は、連日の残業と休日出勤(窓口は閉めていても、室内では審査業務を続行)をこなして頑張って下さっていました。

　信用保証協会だけではなく、市町村の業種認定窓口や政府系金融機関の職員の方々も、同様の勤務状況が続いていたと思います。
　本当にお疲れ様でした。関係の皆様のご協力には、深く感謝申し上げます。

　「皆様にご苦労をおかけしているのだから…」と、二階大臣ご自身や経済産業省・中小企業庁の幹部も、本日30日まで出勤でした。
今夜、二階大臣と私は、全国信用保証協会連合会の専務理事、日本政策金融公庫副総裁、各地方経済産業局長から、全国各地の保証承諾実績等の報告を受けます。
　その後、与党幹事長にも状況を伝え、経済産業省・中小企業庁もようやく御用納めとなります。

　世界的な経済環境の急変で大変な1年でした。他国の状況と較べると、日本の3・9%という失業率は驚異的な低さとも言われますが、突然に失業してしまわれた方1人1人が現実に直面しておられる日々の生活不安と絶望感を思いますと、いても立ってもいられない気持ちです。

　まずは、失業者をこれ以上増やさない為に、企業倒産を可能な限り防ぐ資金繰り対策は年明け以降も続行しなければなりませんし、不幸にして既に職を失ってしまわれた方に新たな活躍の場を作る為のきめ細かなマッチングや新産業の育成にも心血を注がねばなりません。
　来年も、二階大臣や職員とともに知恵を絞りながら、精一杯の対応をとってまいります。

　寒くなってまいりました。皆様がお風邪など召されず、健康に新春をお迎えになりますよう、お祈り申し上げております。