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靖国神社参拝で残念に思ったこと

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 昨朝は、靖国神社にお参りしてきました。今回は、閣僚だった時と違って警護関係の手続きもなく、議員連盟の一員として身軽に静かにお参りできました。

 8月15日の参拝は、閣僚という立場であったために、後々まで嫌な思いをしました。私自身は「1人の日本人として」例年と同じように参拝したつもりでしたが、裏に安倍内閣の政治的意図があったかのように取り沙汰されて、残念でした。

 特に、ある高名なジャーナリストの方が9月から10月にかけて複数の雑誌に書かれた原稿に「8月15日午前中に安倍内閣閣僚の参拝がゼロであったことに危機感をもった靖国議連の島村会長が、高市大臣に参拝を依頼したため、高市大臣が夕方になって参拝した」といった内容があったため、各方面から私に事実関係の問い合わせが殺到しました。
 しかし、これは全く事実ではありませんので、遅まきながらこのページに当日の経緯を書いておきます。

 8月15日は、当初、午前8時30分に靖国神社に参拝する予定で、前日までに警視庁と靖国神社側にも連絡をしていました。今年の8月15日は、10時~13時までの時間帯に、閣議、閣議後記者会見、全国戦没者追悼式典等の公務が続けて入っていましたので、8時台の日程で参拝を予定していたのです。

 ところが、午前8時に事前の警護準備に社頭に出て下さっていた警視庁麹町警察署から、「現在、高市大臣の降車予定場所に右翼団体が陣取っていて、警護上困難な状況にあるので、一旦、8時台の参拝は見送って欲しい」との連絡が私付きのSPさんに入ったそうです。この時間帯は、小泉前総理が突然参拝されたことで、警護要員の絶対数も不足していたようです。
 このため、8月15日午前の閣議後記者会見では、「参拝はしたいが参拝のタイミングは未定」との応答ぶりとなりました。

 午後13時過ぎに、全国戦没者追悼式典の会場を出ましたところで、再度、警視庁より、「降車予定場所の安全が確保された」「高市大臣は社頭参拝でもよいとのことだったが、昇殿参拝の方が警護が容易であるため、警視庁が靖国神社側に交渉したところ、神社側が了解してくれたので昇殿参拝が可能である」との連絡をいただきました。
 以上の経緯から、13:30頃に参拝を行いました。自民党の島村代議士とは、靖国神社参拝について会話を交してはいません。

 今となってはどうでも良いことを書いてしまいましたが、安倍前総理や議員連盟が政治的意図をもって私に依頼したように誤解されておられる方からの問い合わせが多くございましたので、前総理の名誉を守る為にも敢えて簡単なご説明をさせていただきました。

 朝夕、随分冷えるようになりました。このコーナーを読んで下さっている皆様、お風邪にはお気をつけ下さいね。

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