H-ⅡAロケット47号機の打上げ成功!
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今朝8時42分に、H-ⅡAロケット47号機が予定通りリフトオフし、打上げは成功しました。
搭載していた「XRISM(クリズム:X線分光撮像衛星)」と「SLIM(スリム:小型月着陸実証機)」は、無事に分離し、所定の軌道に投入されたことが確認されました。
H-ⅡAロケットは、我が国が技術を蓄積してきたもので、日本の宇宙活動の自立性確保と国際競争力強化のために極めて重要な基幹ロケットです。
今回、打上げ成功の実績を重ねることができたことを、誇らしく思います。
我が国は、衛星によるX線観測の分野に実績を有しています。
「XRISM」は、日本が中心となって米欧と協力し、X線による銀河団の観測を通じて宇宙の構造や進化の解明を目指すミッションです。
また、「SLIM」は、日本として初めての月面着陸を目指すものです。
4~6カ月後に月面着陸に成功することを祈っています。「SLIM」により得られる技術やデータを活用し、我が国がアルテミス計画を始めとする宇宙探査に貢献できることが楽しみです。
H-ⅡAロケット47号機は、上空の気象条件から打上げが延期されてきましたが、ご関係の皆様の入念なご準備とご努力に対し、宇宙政策担当大臣として敬意を表し、感謝を申し上げます。